元ラグビー日本代表WTB福岡堅樹は現在33歳の医学部6年生「普通の大学生になると、運動ってこんなにしないものなんだ」 (4ページ目)
【同級生は現役生だと10歳も年下】
元トッププレーヤーならではの意識が、医大生になった今も福岡の体をアスリートたらしめている。そして、言わばラグビーのテストマッチ(代表チーム同士の真剣勝負)のような試練に向けた準備を今、スタートさせている。
「卒業試験、医師国家試験は大きなハードルなので、そこに向けて準備をしていく必要があるわけですが、まったくクリアできないような障壁ではないと思っています。もちろん本当にしっかりと勉強し、準備することが前提にはなりますが。
今ではすっかり仲よくさせてもらっている同級生たちと一緒に勉強して、互いに学び合う取り組みもしています。同級生は現役生だと10歳も年下ですが、みんなタメ口で話してくれますし、僕の家に集まって勉強会をしたりしています。そんな毎日なのでそこまで構えすぎることなく、とにかく自分にできることをやっていこうと考えています」
33歳の医大生は、若い同級生たちとともに自然体で卒業試験と医師国家試験に挑もうとしている。
(つづく/文中敬称略)
◆福岡堅樹・中編>>30代で医師を目指す元ラグビー日本代表の勉強法
【profile】
福岡堅樹(ふくおか・けんき)
1992年9月7日生まれ、福岡県古賀市出身。5歳でラグビーを始め、中学生で100m11秒台を記録した俊足WTB。福岡高3年時に全国高校ラグビー(花園)出場。筑波大では1年生からレギュラーとなり、全国大学選手権での活躍が評価されて2013年4月に日本代表初選出。2015年と2019年のラグビーワールドカップに出場し、後者は4トライを決めて日本代表初の決勝トーナメント進出に貢献した。通算38キャップ。男子セブンズ(7人制)日本代表として2016年のリオデジャネイロ オリンピックにも出場。パナソニックワイルドナイツ(現・埼玉ワイルドナイツ)ではラストイヤーとなったトップリーグ(現・リーグワン)2021シーズンで優勝を果たしMVPにも輝いた。同年から順天堂大学医学部に通う医大生。身長175cm。
著者プロフィール
齋藤龍太郎 (さいとう・りゅうたろう)
編集者、ライター、フォトグラファー。1976年、東京都生まれ。明治大学在学中にラグビーの魅力にとりつかれ、卒業後、入社した出版社でラグビーのムック、書籍を手がける。2015年に独立し、編集プロダクション「楕円銀河」を設立。世界各地でラグビーを取材し、さまざまなメディアに寄稿中。著書に『オールブラックス・プライド』(東邦出版)。
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