検索

医師を目指す元ラグビー日本代表・福岡堅樹の勉強法「時間で縛ることはせず、『できた』という感覚を大事に」 (4ページ目)

  • 齋藤龍太郎●取材・文 text by Ryutaro Saito

【集中が途切れたら一旦違うことをやる】

 規則的かつ効率的な生活習慣も、これまでの経験の賜物だという。

「時間の使い方や効率化については、うまくできているほうだと思います。そうしないと何事も両立するのは難しいですからね。もともと僕は何かを長時間やり続けるのが苦手で、しっかりと切り替えることで複数のものをうまく両立してきました。むしろ両立が自分には合っていたのかなと思います。

 ただし、何時まではこれ、何時からはあれと、やるべきことを時間で縛ることはせず、自分なりに『できた』という感覚を大事にしています。集中力が切れたのに決まった時間までやらないといけなくすると、かえって効率が上がらなくなるので、集中が途切れたら一旦違うことをやるとか、15分だけ仮眠を取るとか、そうやって切り替えるようにしています」

 どのように時間を使い、どのように学んでいけば自分の身になるのか。福岡はラグビーをはじめとする経験からその術(すべ)を体得し、今に生かしている。

(つづく/文中敬称略)

◆福岡堅樹・後編>>AIが台頭してきた時代に考える未来の医者像


【profile】
福岡堅樹(ふくおか・けんき)
1992年9月7日生まれ、福岡県古賀市出身。5歳でラグビーを始め、中学生で100m11秒台を記録した俊足WTB。福岡高3年時に全国高校ラグビー(花園)出場。筑波大では1年生からレギュラーとなり、全国大学選手権での活躍が評価されて2013年4月に日本代表初選出。2015年と2019年のラグビーワールドカップに出場し、後者は4トライを決めて日本代表初の決勝トーナメント進出に貢献した。通算38キャップ。男子セブンズ(7人制)日本代表として2016年のリオデジャネイロ オリンピックにも出場。パナソニックワイルドナイツ(現・埼玉ワイルドナイツ)ではラストイヤーとなったトップリーグ(現・リーグワン)2021シーズンで優勝を果たしMVPにも輝いた。同年から順天堂大学医学部に通う医大生。身長175cm。

著者プロフィール

  • 齋藤龍太郎

    齋藤龍太郎 (さいとう・りゅうたろう)

    編集者、ライター、フォトグラファー。1976年、東京都生まれ。明治大学在学中にラグビーの魅力にとりつかれ、卒業後、入社した出版社でラグビーのムック、書籍を手がける。2015年に独立し、編集プロダクション「楕円銀河」を設立。世界各地でラグビーを取材し、さまざまなメディアに寄稿中。著書に『オールブラックス・プライド』(東邦出版)。

【ラグビーW杯フォト】日本代表「ブライトンの奇跡」プレイバック(23点)

4 / 4

キーワード

このページのトップに戻る