廣瀬俊朗がラグビー選手へ提言。「今はインプットのチャンス」 (3ページ目)
――もっとラグビーをうまくなりたいと思ったりはしないでしょうか。
「当然、(チームの)クラブハウスのジムなどが使えるのであれば、トレーニングをすればいいでしょう。密集にならなければ、ですが。やっている選手もいるでしょう」
――筋力トレーニングだけでなく、運動力学や栄養学、からだのメカニズムの勉強もできますね。コンディション作りは?
「次のシーズンがまだまだなので、そこまでコンディションを上げる必要がないでしょう。僕だったら、ふだんできないことをやりますね」
――違う練習にチャレンジとかも。例えば、プールで泳いでもいいかもですね。
「それも全然、いいんじゃないでしょうか。水泳がいいかどうかわかりませんが」
――もしベテラン選手なら。
「次のキャリアについて考える時間にはなるでしょうね。若い選手よりは」
――ふだん、チームの遠征が多い選手にとっては、家族と過ごす時間が増えますが。
「それはいいことだと思います。選手のときは家族と過ごす時間があまりないので、一緒の時間が増えることはいいことです」
――この間、ジョギングしたら、公園でラグビーや野球をしている親子がいました。廣瀬さんはどうですか?
「僕も公園で、子ども(長女8歳、長男6歳)とラグビーを遊びでやっています。コロナなので、もちろん、接触はよくないので、ボールをけり合ったり、パスしたりとか。いまはそんな時間を大事にしたいですね」
――日本代表の6月(ウエールズ戦)、7月(イングランド戦)のテストマッチも実施は厳しい状況です。
「僕もそう、思います。でも、まだ、6月、7月のテストマッチの可能性はゼロとは決まってないので、選手はそれに向けて準備するだけやと思います。(個人トレーニングメニューやプレー確認を)やれることをやるしかないですね。ふだんよりは(自分の)時間ができると思うので、勉強とか、学ぶべきことに使うべきですよね」
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