2019年ラグビーW杯まで1000日。「今やってほしい5つのこと」 (6ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

 ラグビーで重篤なケガの約8割はタックルなどの接点、そしてスクラムで起きるという。「低いタックル」といっても、決して頭を下げるのではない。指導として正しいのは、大きなケガを招かないためにも、タックルは直前にひざを下げ、低く、強い体勢になってから行なうことを徹底することだろう。タックルは他にも、抱え込む「チョークタックル」、上半身を抱え込んで引き倒す「スマザータックル」などがある。どんな場面でも、ただ「低いタックルをしろ!」ではケガを増加させ、選手の判断力も奪うことにつながる。

 2019年の自国開催まで、もう待ったなしの状況だ。もちろん、2019年以降もラグビーは続いていく。だからこそ、このW杯の準備というチャンスを契機に、理念とスピード感のある変革に期待したい。

■ラグビー 記事一覧>>

6 / 6

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る