【ラグビーW杯】予選プール最大の注目は「死のA組」だ! (4ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji  photo by AFLO

 そしてもうひとつ、予選プールAを「死の組」と呼ばせているのが、フィジー代表の存在だ。7人制ラグビーの盛んなフィジー代表は、ポジションに関係なく総じてラン能力が高く、そのスピードは決して侮れない。スーパーラグビーとトップリーグのトライ王に輝いたこともあるWTBネマニ・ナドロを筆頭に、選手個々の突破力は世界屈指のレベルで、W杯直前に行なわれたパシフィック・ネーションズカップ(※)でも優勝して実力を証明した。前述の3チームとしては、フィジー代表戦で勝ち点を積み上げられるかどうかが、死のプール突破のカギとなる。

※パシフィック・ネーションズカップ=環太平洋の強豪国による国際大会。2015年はフィジー代表、サモア代表、トンガ代表、日本代表、アメリカ代表、カナダ代表が参加。

 今大会も予選プールから激戦となることは必至だ。はたしてどのチームが早々に死することになるのか、最大の激戦区「予選プールA」の動向から目が離せない。


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