女子フットサル代表・松本直美は「三足のわらじ」 狙うは「ワールドカップで優勝!」
フットサル女子日本代表・松本直美インタビュー(全2回中の後編)
フットサル女子日本代表・松本直美 photo by Noto Sunao(a presto)この記事に関連する写真を見る
松本直美は、日本女子フットサルのトッププレーヤーである。日本代表をアジア女王にけん引し、アイコンのひとりになった。日本女子フットサルの歴史にその名前を刻んだ。
今年11月には、はじめて開催されるワールドカップで「世界一」に挑む。
松本は、芸能事務所『ホリプロ』所属のタレントでもある。プレーはもちろん、タレント活動をすることでも、フットサルの普及や人気拡大への貢献を目指している。タイでフットサル教室を開催したときには、100名以上の少年少女が参加したという。
もっとも、女子フットサルの競技環境は甘くない。代表選手でも、働きながらボールを蹴っている。それが当然と思っていたが......。アジアカップで、松本は衝撃を受けた。
「代表選手は、大半がプロだよ」
アジアカップ決勝で戦ったタイの選手たちと話す機会があって、そんな話を聞いた。「フットサルに集中できたら強いはずだ」と妙に納得した。そして環境を変えるために、少しでも活動することにしたという。
「フットサルの楽しさを知ってもらいたいです」
そう語る松本の想いは切実だ。
「フットサルを取り巻く環境を変えたい、っていうのもあって、タレント活動をしているのはありますね。まだまだマイナースポーツで、自分たちのチームはホームゲームの観客動員数が多い方ですが、セントラル方式なのもあって観客が100人いないときも多々あるので。だから、もっと多くの人にフットサルの魅力を届けたいな、って。もっと気軽に見てもらえるようにしたいです!」
彼女はサッカーから離れた後、どのようにフットサルと巡り会い、新たに人生を賭けることになったのか?
1 / 3
著者プロフィール

小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。














