【あの人は今】スカッシュ松井千夏「美人アスリートと言われるのは、正直ちょっと嫌でした」 (4ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji

 今の年齢になれば、選手でプレーすることだけがすべてではないと感じています。プレーしながら若い選手を応援できることも、今の自分ができることじゃないかなと。背中で見せられる間は、背中で見せたほうが説得力もあるかな」

── 4年後はスカッシュがロサンゼルス五輪で見ることができます。楽しみですね。

「スカッシュが新しくオリンピックの競技になって、テレビや雑誌で注目されるのはすごく大きいことだと思っています。これからの4年間、そういった(メディアの)力を借りながら、自分も選手として力を高めつつ、スカッシュ人気をオリンピックまでにピークへ持っていきたい。それができれば4年後、みんなで熱い応援ができるんじゃないかなと思っています!」

<了>

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【profile】
松井千夏(まつい・ちなつ)
1977年8月8日生まれ、神奈川県川崎市生まれ。中学時代はバレーボールで神奈川県選抜に選出され、バレーボールの名門・松蔭高校に進学。体育教師を目指して日本体育大学に進学した際、スカッシュと出会う。全日本学生選手権で団体・個人でタイトルを獲得し、卒業後は全日本スカッシュ選手権で優勝4度(2001年・2004年・2007年・2008年)。現在も現役を続けながらスカッシュの普及活動に尽力している。身長159cm。

著者プロフィール

  • 斉藤健仁

    斉藤健仁 (さいとう・けんじ)

    スポーツライター。 1975年4月27日生まれ、千葉県柏市育ち。2000年からラグビーとサッカーを中心に取材・執筆。ラグビーW杯は2003年から5回連続取材中。主な著書に『ラグビー『観戦力』が高まる』『世界のサッカーエンブレム完全解読ブック』など多数。

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