NFL史上最高QBブレイディ電撃移籍。ペイトリオッツを離れた真相は? (3ページ目)

  • 永塚和志●取材・文 text by Kaz Nagatsuka
  • photo by AFLO


 しかし、ブレイディのプロでの実績・成果は、結果的に圧倒的なものとなった。

 一方、他の「6人」はどうか。ドラフト1巡目・全体18番目でニューヨーク・ジェッツが指名したチャド・ペニントンと、6巡目・全体168番目でニューオーリンズ・セインツが指名したマーク・バルジャーは、のちに先発として一定の活躍はした。

 だが、サンフランシスコ・49ersが3巡目・全体65番目で指名したジオバ二・カーマジに至っては、出場試合数が皆無のままわずか2年でNFLを去っている。ちなみに、カリフォルニア州北部出身のブレイディは子どもの頃、49ersの大ファンで本人もドラフト指名を期待していた。

 その後、バルジャーと3巡目・全体75番目でボルティモア・レイブンズが指名したクリス・レッドマンが2011年シーズンまでプレーしたのを最後に、そのほかふたりを含む6人はNFLから姿を消した。ブレイディはそこからさらに4度のスーパーボウル切符を手にし、3度王座に戴冠している。

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