2018.10.26

Tリーグが波乱の幕開け。
次々と浮かぶ課題にどう向き合っていくか

  • 佐藤俊●文 text by Sato Shun
  • photo by YUTAKA/AFLO SPORT

 10月24日、Tリーグが開幕した。

 この日は、男子の開幕戦で木下マイスター東京とT.T彩たまの試合がオープニングマッチ。両国国技館の前は相撲の聖地らしく、各チームのカラフルな幟が立ち、Tリーグの開幕をアピールしている。正門前は人でごった返し、なかなかのにぎわいを見せていた。

華々しく開幕したTリーグだが、多くの課題を残した 個人的には試合はもちろんだが、開幕の演出に興味があった。

 もう25年も前になるがJリーグの開幕は、当時としては迫力のある演出だった。また、BリーグはLEDパネルを使ったコート演出が素晴らしく、NBAのような派手さで盛り上がった。

 Tリーグの演出はBリーグと同じようにソニーミュージックエンターテインメントが請け負うことになっており、映像、光、音を取り入れることで躍動感のある卓球の世界観を表現していくとリリースを出していた。アッと驚くような演出が披露されるのではないか……と大いに期待していた。

 18時30分、オープニングセレモニーが始まった。

 SATND UP! ORCHESTRAの演奏が始まり、T.T彩たまの吉村真晴が紹介され、続いて木下マイスター東京の水谷隼の名前が呼ばれ、ふたりは同じ台に立った。その後、岡山リベッツの上田仁と琉球アスティーダの松平賢二、女子の木下アビエル神奈川の浜本由惟との日本ペイントマレッツの加藤美優、TOP名古屋の森薗美咲と日本生命レッドエルフの石垣優香の名前が呼ばれていった。

 だが、特別な演出もなく、名前が呼ばれて台に立つだけ……。しかも、開幕なのにチーム全員が出てこない。翌日、試合がある選手もいるが、最初で最後の開幕だ。8チームしかないのだから全員出せばいいのにと思ったのは私だけだろうか。

「Tリーグを開幕します」

 松下浩二チェアマンの開幕宣言もシンプル。それがいいという人もいるだろうが、会場を沸かせるチェアマンの熱い言葉があってもよかったのではないだろうか。