NFL4強に予想外の3チーム。今季のスーパーボウルは異変発生か? (3ページ目)

  • 永塚和志●取材・文 text by Kaz Nagatsuka
  • photo by AFLO

 そのジャガーズの守備ライン陣で注目は、DE(ディフェンスエンド)カーレイス・キャンベルの存在だ。昨春、4年総額6000万ドル(約66億円)の高額契約で移籍してきたキャンベルは開幕戦で4サックを挙げ、最終的にはリーグ2位タイの14.5サックをマークしている。

 アメリカのフットボールサイト『フットボールフォーカス』によると、今季キャンベルが相手QBに対して仕掛けたプレッシャーはリーグ最多の81回。右DEとしてプレーすることが多く、ブレイディのような右利きのQBの背後からパスラッシュをかけてくるのを得意とする。キャンベルがどれだけブレイディに脅威を与られるかが勝負のカギとなりそうだ。

 ディビジョナル・ラウンドでペイトリオッツと対戦したタイタンズは、ブレイディからサックを奪うことができなかった。リーグ2位のサック数(55.0)をマークした今季のジャガーズは、本拠地のジャクソンビルとサックをかけて「サクソンビル」と呼ばれている。果たしてサクソンビルがブレイディからサックを奪えるのか、その点に注目したい。

 一方、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)のチャンピオンシップ・ラウンドは「イーグルスvs.バイキングス」というカードになった。両軍とも気になる存在は、司令塔のQBである。

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