2014.02.02

【NFL】「攻撃1位vs守備1位」対決。スーパーボウルを制するのは?

  • 永塚和志●文 text by Kaz Nagatsuka 田口有史●写真 photo by Taguchi Yukihito

 NFLの頂点を決めるスーパーボウルが2月2日(日本時間2月3日)、ニュージャージー州イーストラザフォードにあるメットライフスタジアムで開催される。通算48回目となる今年は、15年ぶり7度目のスーパーボウル進出となるデンバー・ブロンコスと、8年ぶり2度目のシアトル・シーホークスが激突。見どころはやはり、「攻撃力ナンバー1のブロンコスと守備力ナンバー1のシーホークス、どちらが強いのか?」だろう。

37歳でNFL新記録を樹立したブロンコスのQBペイトン・マニング 今シーズン、ブロンコスはNFL1位となる攻撃力をマーク(平均獲得457.3ヤード、37.9得点)。対するシーホークスは、守備力リーグ1位(平均喪失273.6ヤード、14.4失点)の数字を叩き出している。レギュラーシーズンの成績は両チーム13勝3敗。ともにカンファレンス最高勝率をひっさげて、スーパーボウルまで勝ち上がってきた。

 では、「番狂わせはなかった」のかと言うと、そうではない。というのも、実力が拮抗している近年のNFLにおいて、両カンファレンスの最高勝率チームがスーパーボウルまで上り詰めることは、むしろ稀(まれ)だからだ。過去20年間を振り返ると、最高勝率チーム同士の対戦は、2009年のニューオリンズ・セインツ対インディアナポリス・コルツの1度しかない。

 ただ、「最強オフェンスvs最強ディフェンス」という構図は、実にわかりやすい。まず、最強オフェンスを率いるブロンコスの中心は、QBペイトン・マニングだ。彼の巧みなパス攻撃を抜きにして、ブロンコスのオフェンスは語れない。2年前に首を手術し、今シーズンは37歳と高齢ながらも、マニングは突出した成績をマークした。パス獲得5477ヤード、タッチダウンパス成功55回は、いずれもNFL新記録。正確なパスワーク、相手ディフェンスを的確に読む能力、そしてリーダーシップ、どれをとっても傑出しており、スーパーボウル進出はマニングなしにあり得なかっただろう。