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ホーバスジャパン2期目に不安「こんなバスケをしていたらダメ」 ネクスト河村勇輝は育つのか (5ページ目)

  • 永塚和志●取材・文 text by Kaz Nagatsuka

【ネクスト河村勇輝は出てくるのか】

 若い才能を見つけ出し、厳しい指導で育んでいくホーバスHCの力は確かだ。数年前まで無名だった吉井は、所属クラブで毎試合数分しか出番がなかったところから台頭し、パリ五輪では全試合に先発出場しながらコートに立ち続け、その精神性やプレーぶりはホーバスジャパンをもっとも体現する存在となった。

 また、アシスト重視だった河村が得点意識を高めるようになったのも、ホーバスHCの厳しい指導あってこそと言える。彼らのような選手は簡単に出てこないかもしれないが、次の吉井、次の河村の出現を期待したい。

◆後編につづく>>

著者プロフィール

  • 永塚和志

    永塚和志 (ながつか・かずし)

    スポーツライター。前英字紙ジャパンタイムズスポーツ記者。Bリーグ、男女日本代表を主にカバーし、2006年世界選手権、2019W杯等国際大会、また米NCAAトーナメントも取材。他競技ではWBCやNFLスーパーボウル等の国際大会の取材経験もある。著書に「''近代フットボールの父'' チャック・ミルズが紡いだ糸」(ベースボール・マガジン社)があり、東京五輪で日本女子バスケ代表を銀メダルに導いたトム・ホーバスHC著「ウイニングメンタリティー コーチングとは信じること」、川崎ブレイブサンダース・篠山竜青選手 著「日々、努力。」(ともにベースボール・マガジン社)等の取材構成にも関わっている。

【写真】パリ五輪女子バスケ「日本代表・全メンバー」ギャラリー

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