比江島慎はパリオリンピックが集大成 セレブレーションポーズは「僕じゃないです。別の人格(笑)」 (4ページ目)
── 記憶は残っています?
「記憶は......ありますけど、かろうじて。あんな顔をしている記憶はないです(苦笑)」
── また、あの顔が見たいです。
「ああ、はい......(そういうチャンスが)あれば」
── あのポーズがないということは、日本にとってはよくないことですから。
「たしかに。そうとも言えますね(笑)」
<了>
【profile】
比江島慎(ひえじま・まこと)
1990年8月11日生まれ、福岡県古賀市出身。中学時代は福岡県選抜に選ばれ、京都・洛南高時代は男子2校目となるウインターカップ3連覇に貢献。青山学院大ではインカレ2連覇を達成し、4年時の2012年にA代表に初選出される。卒業後はアイシンシーホース三河(現・三河シーホース)に加入し、プロ1年目にNBL新人王を受賞。2017-18シーズンにはBリーグのシーズンMVPに輝く。2018-19シーズンはオーストラリアのブリスベン・ブレッツ、2019年にはNBAサマーリーグに参加してニューオーリンズ・ペリカンズでプレー。海外挑戦も経験したのち、宇都宮ブレックスに移籍する。2021-22シーズンはエースとしてチームをBリーグ優勝に導いた。ポジション=シューティングガード。身長191cm、体重88kg。
著者プロフィール
永塚和志 (ながつか・かずし)
スポーツライター。前英字紙ジャパンタイムズスポーツ記者。
Bリーグ、男女日本代表を主にカバーし、2006年世界選手権、 2019W杯等国際大会、また米NCAAトーナメントも取材。 他競技ではWBCやNFLスーパーボウル等の国際大会の取材経験 もある。著書に「''近代フットボールの父'' チャック・ミルズが紡いだ糸」(ベースボール・マガジン社) があり、東京五輪で日本女子バスケ代表を銀メダルに導いたトム・ ホーバスHC著「ウイニングメンタリティー コーチングとは信じること」、川崎ブレイブサンダース・ 篠山竜青選手 著「日々、努力。」(ともにベースボール・マガジン社) 等の取材構成にも関わっている。
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