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バスケ男子日本代表にジョシュ・ホーキンソンがすぐマッチできた理由「僕にはハイペースなトランジションについていけるスピードがある」 (2ページ目)

  • 小永吉陽子●取材・文 text by Konagayoshi Yoko
  • 加藤誠夫●撮影 photo by Kato Yoshio

――3ポイントシュートを重要視するバスケは自身にマッチしていますか?

「マッチしています。(昨シーズンまで所属していた)信州ブレイブウォリアーズもBリーグのなかでは、3ポイントシュートを多く打つチームでした。ただ、信州はハイペースではなくて、しっかりと形を作って最後に3ポイントを打つチームでした。でも日本代表はハイペースで、トランジションのなかで3ポイントを多投していきます。打てるチャンスがあるのに打たなかったら、トムHCに指摘されます。日本代表と信州は3ポイントを打つところは似ているけど、バスケスタイルは違いますね。僕は『シュートを打って走る』というこの2つが好きなので、日本代表のハイペースなスタイルは楽しいです」

――八村塁選手が参戦しない状態では、ホーキンソン選手のインサイドの攻防が重要になります。インサイドではどのようにプレーしますか?

「八村塁選手はフィジカルが強くて他の国のインサイドと対等にプレーでき、なおかつアウトサイドでもプレーできます。日本にとっては唯一無二の存在なので、日本代表に参加しないのは残念だけど、その分は他の選手たちがステップアップできるチャンスだし、個々がステップアップすれば彼の穴は埋められると思うので、ネガティブには捉えていません。また、センターの渡邉飛勇選手をケガで失ってしまったことも、インサイドとしては非常に痛手ですが、インサイドのローテーションを見つけ出していきます。そんななかでは、自分がよりインサイドでプレーすることになるので、オフェンスでは相手のビッグマンをアウトサイドに引きずり出し、ディフェンスではオフェンスリバウンドを取られないように身体を張ってボックスアウトをしていきます」

――ホーキンソン選手は7月の韓国遠征直前から股関節を痛めていました。8月15日から始まった強化試合(アンゴラ、フランス、スロベニア戦)から復帰しましたが、コンディションはどうですか?

「コンディションはよくなっています。しばらくプレーしていなかったので、強化試合では自信を取り戻すことと、チームとのケミストリーを取り戻すことに重点を置きました」

――渡邊雄太選手とのインサイドのコンビプレーには手応えがありますか?

「彼が(8月15日)アンゴラ戦でケガをしてしまったので、一緒にプレーする時間はそれほど多くはなかったのが残念だけど、少しずつお互いのプレーを理解し始めています。今は彼が好きなことと、僕の好きなことを、どうチームプレーに融合させるかを試しているところで、どうやればうまくいくのかをつかみ始めているところです。2人で"ホットライン"を構築できれば、彼と僕の4番・5番コンビは相手にとって危険な存在になると思います」

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