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NCAA初シーズンを戦う「八村二世」山﨑一渉の今。「こっちに来て10キロ増えた。日本食を食べたくなる時もある」 (2ページ目)

  • 宮地陽子●取材・文・撮影 text & photo by Miyaji Yoko

── ラドフォード大に入ってみて、調子はいかがですか?

「来てから、自信を持つのに時間がかかったんですけれど、コーチもチームメイトも、みんなが英語の面でも助けてくれて、本当に自分にとっていい環境だなって思って。やっと少しずつ、チームの力になれるようになってきました」

── コーチによると、夏の間に英語の勉強のために映画を見て、コーチたちとその映画の話をすることで英語が上達したそうですけれど。

「そうですね。バスケ以外でも、そうやっていろいろ気にかけてくれて。そういう映画のことだったり面白い話とか、いっぱいしゃべりかけてくれるんで、自分の英語の上達が早くなっていると思います」

── 練習を見ていても、コーチやチームメイトに積極的に質問もしていますよね。英語でのコミュニケーションは問題なく取れていますか?

「しゃべるのがちょっとまだあれ(思うようにできないときもある)なんですけど、大体のことは聞けるようになってきました。練習中だとみんな気持ちが入って、しゃべるのも速くなるんで、そこがまだちょっとたまに聞き取れないんですけれど、大体は聞き取れるようになってきました」

── わからないことがあるときは、その場で質問するように心がけているのですか?

「そうですね。わからないままプレーしても迷惑かけるだけなんで。そこは。みんな質問していいっていうふうに言ってくれているので、質問するようにしています」

── アメリカに来てから5カ月経ちましたけれど、一番変わったと思うことは何ですか?

「日本と違って、コートに入ったら本当に敵同士で。競争がすごく激しくて。久夫先生(明成高校の佐藤久夫監督)からも聞いていたことで、自分では理解はしていたんですけど、ここに来て身をもって感じています。これがアメリカのレベルなんだなっていうのを感じて、自分もハングリーになってやろうっていうふうに意識が変わりました」

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