「八村二世」らの実力は? ウィンターカップからNBAを目指す198cm超えの注目高校生3人

  • 永塚和志●取材・文 text by Kaz Nagatsuka
  • photo by JBA

八村塁を想起させるウィリアムス ショーン莉音八村塁を想起させるウィリアムス ショーン莉音この記事に関連する写真を見る【海外にルーツを持つ選手たち】

 昨年のウィンターカップ決勝は、歴史に刻まれると言っても過言ではない名勝負となったが、その主役のひとりは当時2年生だった山﨑だった。明成は対戦相手の東山高校に最大17点差をつけられたが挽回に成功。試合残り5秒で山﨑が勝ち越しのジャンプシュートを沈め、劇的な形で通算6度目の王座に戴冠している。

 この東山との決勝戦で25得点、10リバウンドを挙げて大会のベストファイブにも選出された山﨑は、高校最終学年となった今年、3Pシュートやボールハンドリングなどさらにプレーの質を高めてきたように見える。

 7月には日本男子代表としてラトビアでのU19ワールドカップにも出場。日本は未勝利(0勝7敗)最下位に終わったが、山﨑はチームトップの14.6得点、3P成功率は43.9%をマークし健闘した。3年生となり優勝候補の絶対的エースとなった山﨑。八村が在籍した以来となる明成連覇達成のカギを握るのは、間違いなくこの男だ。

 明成にとって大会初戦となった25日の北陸高校(福井)との初戦。山﨑は3Pを5本決めるなどで21得点、10リバウンド、5アシスト、3スティールと、攻守で掛け値どおりの活躍を見せて98−48の快勝に寄与した。

 また、山﨑は技術だけではなく、内面でも成長を見せている。北陸戦後に「自分から考えてプレーしていた」とも山?は語ったとおり、明成の佐藤久夫コーチから課題だと指摘されていた積極性も改善されてきた。

 八村以来、明成には山﨑のような海外にルーツを持つ選手がひっきりなしに入学してきている。山﨑以外にも海外の大学等へ進む可能性のある選手はいる。

 1年生のウィリアムス ショーン莉音(まりおん)もそのひとり。アメリカの大学進学とその先のNBA入りという、大きな目標を掲げている身長198cmの選手だ。

 昨年まで所属したBリーグ・アースフレンズ東京ZのU15チームでは、将来を見すえてよりオールラウンドな選手になるための指導を受けてきた。今回のウィンターカップではセンター登録となってはいるものの、高校でも世界を見すえたスタイルで成長を遂げて海外へと青写真を描いているはずだ。

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