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絶対王者ウォリアーズ危うし。
アービング&カーメロ移籍で勢力図激変か (7ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by Getty Images

 アービングが移籍を希望しているのは、スパーズ、ニックス、マイアミ・ヒート(イースタン9位/41勝41敗)、ウルブズの4チームと報じられているが、その希望が叶うかは不明だ。なぜならば、それらのチームがアービングを獲得するためには、相応の戦力を放出しなければならないからだ。

 ただ仮に、現戦力を維持できたスパーズや、大補強を敢行したウルブズにアービングが加入することになれば、ウォリアーズも上回る"スーパーチーム"となる可能性は十分にある。すでにウルブズのバトラーとタウンズは「アービングとともにプレーしたい」という意向をフロントに伝え、チームもトレード実現に向けて本格的に動いているという。

 一方、カーメロはニックスのフロントに「ロケッツへの移籍」を強く要望したと報道されている。現時点でニックスの希望する選手を用意できそうにないロケッツは、4チーム間によるトレードを成立させてカーメロ獲得を狙っているらしい。もしハーデン、ポール、カーメロがスターターに並ぶことになれば、王者ウォリアーズにとって脅威となるはずだ。また、ペリカンズのカズンズはカーメロに接触し、積極的に勧誘しているとも報じられている。

 果たしてアービングとカーメロは来シーズン、何色のユニフォームを着ているのか。そして勢力図はどう変わるのか――。今は首を長くして、2017-2018シーズンの到来を待ちたい。

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