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NBAイーストは下克上の予感。
王者レブロンに「悪童」が襲いかかる (6ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by AFLO

ワシントン・ウィザーズ(4位/49勝33敗)
vs.
アトランタ・ホークス(5位/43勝39敗)

 ウィザーズの得点源は、ジョン・ウォール(PG)とブラッドリー・ビール(SG)の強力バックコートコンビだ。2月にはブルックリン・ネッツからシューターのボヤン・ボグダノビッチ(SG)を獲得してチーム力を向上させ、3月中旬にはイースタン2位まで順位を上げている。しかしそこで息切れを起こしたのか、終わってみれば第4シードまで後退してしまった。

 一方のホークスは、シーズン中に契約最終年だったシューターのカイル・コーバー(SG)をキャブスにトレード。また、成立しなかったもののエースのポール・ミルサップ(PF)の放出の噂も絶えなかった。どうやら首脳陣は、今季の上位進出よりも再建モードに突入しているようだ。

 今季の直接対決は3勝1敗でウィザーズが優勢。ホークスファンとしては「キラークロスオーバー」で記憶に残るティム・ハーダウェイの息子、平均14.5得点と才能を開花させつつあるティム・ハーダウェイ・ジュニア(SG)の爆発に期待したいところだろう。

 今年のイースタンのファーストラウンドは、例年にも増して下位チームが勝ってもおかしくない組み合わせとなった。果たして、カンファレンス・セミファイナルに進む4チームはどこだ?

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