初戦からファイナル級。「殴り合い上等」ロケッツvsサンダーは必見! (6ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by AFLO

 216cmの恵まれた体格を持ち、キャリア4年目で伸び盛り。リムプロテクター(ゴールを防ぐ守護神)としてリーグ屈指の存在だ。ゴベールの活躍によって、今季のジャズの1試合の平均失点は96.8点とリーグ最少を記録。本人も「現時点でリーグ最高のセンターは俺だと思う」と頼もしい発言をしている。

 対するクリッパーズは、レギュラーシーズンのラストを7連勝で締めくくり、好調を維持したままプレーオフに乗り込んできた。リーグ屈指のバスケIQを誇る司令塔のクリス・ポール(PG)が「最強の盾」を誇るジャズのディフェンスから得点をどう奪うのか――。強豪チームから次のステップに上がるためにも、ファーストラウンドは落とせない。

 以上、ウェスタンの全4カードを見ると、ウォリアーズやスパーズを筆頭にシード上位チームの有利は揺るがないだろう。しかし、今年のシード下位はひとクセもふたクセもあるチームばかり。ファーストラウンドで思わぬ波乱があっても、それほど驚くことではない。

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