桜木ジェイアール&高橋マイケルが語る「日本バスケの過去・現在・未来」 (6ページ目)

  • 水野光博●取材・文 Mizuno Mitsuhiro
  • 佐野美樹●写真 photo by Sano Miki

――最後に、Bリーグ初代チャンピオンへの意気込みを聞かせてください。

高橋 もちろん勝ちたい。ただ、新リーグはレギュラーシーズンこそ多いが、今季のファイナルは1試合の一発勝負。3戦先勝なら、ほぼ実力どおり決まるだろう。だが、1試合なら何が起こるかわからない。多くのチームに初代王者の可能性があるだろう。もちろん、最後は我々が優勝するが。

――桜木選手は、今なおリーグトップクラスの決定力を誇ります。今季のファイナル、残り10秒、1点のビハインドでボールを保持していたら、自身でラストショットを放ちますか?

桜木 もちろん、自分で打つ......と言いたいところだが、バスケットボールはリアクションのスポーツだ。自分のプレーで、マッチアップする選手や対戦チームが、どう対応してくるかによって次のプレーが変わってくる。だから自分のラストショットが常にベストチョイスとは限らない。その瞬間、一番確率の高いプレーを選択するつもりだ。そして、最後に勝つのが我々、シーホース三河だ。

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