NBAで民族大移動が発生。
今オフを揺るがした衝撃移籍トップ10 (4ページ目)
【5】 ドウェイン・ウェイド(SG)
(マイアミ・ヒート → シカゴ・ブルズ)
12年連続でオールスターに選出され、2006年にはシャキール・オニール(C)とともにマイアミ・ヒートを初優勝に導き、ファイナルMVPも受賞。その後、レブロン・ジェームズ(SF/クリーブランド・キャブス)、クリス・ボッシュ(PF)と"ビッグ3"を形成して2連覇も達成した。そんなヒートの英雄が今オフ、大いに怒りを表したという。その理由は、チームがデュラントの獲得交渉を最優先したからだ。
来年1月で35歳。プレー時間が徐々に減っているのは否めない。しかし、ウェイドはついに移籍を決断した。7月6日、生まれ故郷を本拠地とするブルズと2年4750万ドル(約47億9000万円)で契約。ウェイドは出身地シカゴで、もうひと花咲かすことができるか?
【6】 ドワイト・ハワード(C)
(ヒューストン・ロケッツ → アトランタ・ホークス)
昨シーズン、ルーキーイヤー(2004-05)以降最低となる平均13.7得点に終わったハワード。オフェンス面での役割に不満を抱き、「もっとオフェンスをさせてくれ」とダリル・モーレイGMに直訴するも、「それは望んでいない」と一蹴されて移籍を決意したという。7月1日、アトランタ・ホークスと3年7050万ドル(約72億3000万円)で契約を結び、自身の出身地で再起を誓った。
ホークスの弱点だったリバウンドを量産できるハワードは、まさにうってつけの存在。アウトサイドでのプレーを得意とするポール・ミルサップ(PF)とも共存できそうで、意外とすぐにチームにフィットするかもしれない。ただ、ハワードがオフェンスで出しゃばり過ぎなければ......。
4 / 6