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NBAで民族大移動が発生。
今オフを揺るがした衝撃移籍トップ10 (2ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by Getty Images

「我々はヒーロー漫画の世界に生きている。そこでは、スーパーヒーローにも悪役にもなり得る。オクラホマシティや世界中のファンが狼狽することも理解している。それでも、自分がどうしたいかという観点で決断を下した」

 昨シーズン、ウォリアーズはレギュラーシーズンでNBA歴代最多の73勝を挙げている。デュラント加入で、さらに白星を上乗せするのか、それとも......。

【2】 デリック・ローズ(PG) 
(シカゴ・ブルズ → ニューヨーク・ニックス)

 6月22日、ニューヨーク・ニックスとシカゴ・ブルズとの間でトレードが成立。ローズは8シーズン過ごしたシカゴの街を離れることになった。

 2008年のドラフト全体1位でNBA入りしたローズは、2010-11シーズンには史上最年少でシーズンMVPを獲得。しかし、2012年に左ひざ前十字じん帯断裂の大ケガを負い、懸命のリハビリの末に復帰を果たすも、全盛期の輝きを取り戻すまでには至らなかった。

 出身地シカゴから追われる形になったローズは、「ブルズにありがとうと伝えたい」とコメント。ブルズ時代の背番号「1」を手放し、ニックスでは高校時代につけていた「25」を背負うことになった。今年10月で28歳になるローズ。元MVPの新天地での完全復活を期待してやまない。

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