【NBA】10年に1度の大豊作。新人王を手にするのは?
「10年に1度の大豊作」と言われた、2014年のNBAドラフト。精鋭ぞろいのルーキーたちがしのぎを削った今シーズン、ルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人王)を獲得するのは、いったい誰なのか――。
2014年ドラフトで全体1位指名を受けたティンバーウルブズのアンドリュー・ウィギンス 昨年のドラフトで栄光の全体1位指名を受けたのは、1年生ながらカンザス大のエースとして君臨した、カナダ出身のアンドリュー・ウィギンス(ミネソタ・ティンバーウルブズ/SF/20歳)だ。ウィギンスは、高校時代から「カナダのマイケル・ジョーダン」と呼ばれた逸材。203センチの身長と、211センチのウィングスパン(両腕を左右に広げた長さ)、そして垂直跳び112センチという驚異の身体能力を誇り、「将来性込みの全体1位」というのが関係者の評価だった。
※ポジションの略称=PG(ポイントガード)、SG(シューティングガード)、SF(スモールフォワード)、PF(パワーフォワード)、C(センター)。
一方、完成度の高さから「即戦力」という評価を受けて2位指名となったのが、ジャバリ・パーカー(ミルウォーキー・バックス/SF/20歳)だ。パーカーは、シカゴ・ブルズのデリック・ローズ(PG)を輩出したシメオン高校、そして今年のNCAAトーナメントを制したデューク大の出身。多彩なスキルを持ち、グラント・ヒル(1994年~2013年/元デトロイト・ピストンズなど)やポール・ピアース(ワシントン・ウィザーズ/SF)のようなオールラウンダーと評されることが多い。
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