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【男子バスケ】岡田優介「将来あるリーグ統一へ。選手の声を聞いて欲しい」 (2ページ目)

  • 小永吉陽子●取材・文・写真 text&photo by Konagayoshi Yoko

――選手たちは統一リーグに関しての情報を、どのようにして得て、またどの程度伝わっているのでしょうか。

岡田 報道の範囲でしか伝わってきませんが、もちろん選手はわかっていると思います。NBLとbjがあって、お互いの利害関係があるので、実務上のビジネスの話は選手が踏み込む部分ではないと思いますが、いろんな複雑な問題が絡み合っていることはわかります。

――その上で統一リーグに関する選手側の意見は?

岡田 どの選手も思っていることだと思いますが、同じバスケットなので、ひとつに向かってやることが当然だと思います。

――選手会の中では統一リーグについての意見交換などはありますか?

岡田 選手会はリーグに対して物を申す機関ではないのですが、選手会の意志表示としては、今年の夏にNBLとbjの選手が一緒になって東北でチャリティーイベントをやったことは、メッセージ性があると思います。また、NBLとbjの選手による合同トレーニングキャンプもしました。選手同士では壁はなくて、これからひとつになってやっていきたい意識は持っているし、こうした活動は今後も続けていきたいです。

――現場で取材をしていても、選手の声がなかなか表に出てこない。選手たちはリーグが分裂していることや、FIBAから資格停止処分を受ける可能性があることについて、どう思っているのですか?

岡田 若い選手とベテランの選手とでは、考え方も違うでしょうし、チームごとに事情があるので全員の考えが同じであるかといったら、そうではないと思います。僕は選手会会長という立場で発言を求められますが、僕の意見は選手会の総意ではないので、僕個人の意見を言ってもいいですか? 

――では、選手・岡田優介としての意見を聞かせてもらえますか。

岡田 リーグ統一に向けて大事な会合で席を設けてもらえるのであれば、選手としてはぜひ参加したいです。今まではリーグの組織が変わるたびに選手の意見を無視してやってきたところがあるので、当事者として意見はあります。

――選手の意見を無視してきたこととは?

岡田 (2013年度に)JBLからNBLに変わる時のルール作りですね。大きくいえば、サラリーキャップのルールや選手の登録問題などの報告がなかなか下りてこなかった。選手の意見はチームを通して吸い上げるとリーグからは言われているので、今はそうした選手の声が必要な時だと思います。

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