2013.10.30

【NBA】デニス・ロッドマン「俺たちのブルズと今のヒート? 話にならないぜ」

  • 水野光博●構成・文 text by Mizuno Mitsuhiro TOBI●撮影 photo by TOBI

 NBA2013-14シーズン開幕直前、「狂気のリバウンド王」が緊急来日した。現在、そしてあの日のNBAを、かつてシカゴ・ブルズで黄金時代を支えたデニス・ロッドマンが語る。紫煙の向こう、永遠の悪童がニヤリと笑った――。

現在52歳のデニス・ロッドマン。NBAに多大な影響を与えたキャラクターは今も変わっていないロッドマン さあ、なんでも聞いてくれ。

――まずは、今季のNBAで注目すべき点を教えてください。

ロッドマン マイアミ・ヒートが最強であるのは、誰の目からも明らかだ。「対抗するチームはどこか?」がポイントだろうな。

――ヒートのエースであり、NBAの顔でもあるレブロン・ジェームスについて、どう思いますか?

ロッドマン 彼はヒートで2度、優勝している。過去のレジェンドたちと肩を並べたと言っていいだろう。来シーズン以降、(以前所属していた)クリーブランド・キャブスに戻って優勝することができれば、経歴はいっそう輝く。まあ、あいつはキャブスには戻らないだろうがな(笑)。

――ヒートが最強だとおっしゃいましたが、あなたがかつて所属し、スリーピート(3連覇)を成し遂げた1990年代後半のシカゴ・ブルズよりも強いですか?

ロッドマン はあ? 話にならない! いいか、あのころの俺たちは、もっと強い、もっとタフなチームと毎晩のように戦ってきた。比べるまでもないだろ? ファウルの笛は、今のようには簡単に鳴らないタフな時代だ。今のルールなら、マイケル(・ジョーダン)は毎試合50点取るだろう。俺も1試合、最低25本はリバウンドを取るね。

――では、もしNBAファイナルで、当時のブルズと現在のヒートがベスト・オブ・セブン(4戦先勝制)で対戦したら?

ロッドマン 5戦ないしは6戦で、俺たちが勝利する。「ゲーム7」は必要ない。

――あなたは、10センチ以上身長の高いクリス・ボッシュとマッチアップすることになると思いますが?

ロッドマン 余裕だね。口笛を吹きながら、公園を散歩するくらい余裕だ。躍起になるだろうが、ボッシュが15得点できるようなゲームには間違いなくならない。保証する。あいつにとっては最悪の、俺にとっては素晴らしい1日になるだろう。

――レブロンとマッチアップするのは、スコッティ・ピッペンでしょうか?

ロッドマン そのマッチアップ、すっごい見てみたいな! ディフェンシブ1stチームに8度選ばれたピッペンのディフェンス力を、ぜひ堪能したい。レブロンが今、難なくこなしているプレイは一切できないだろう。それでヒートは、マイケルに誰をつけるんだ? (ドウェイン・)ウェイド? 冗談はよせ(笑)。