【F1】角田裕毅、2度目のチャンスに準備万端 レーシングブルズのマシンはモンツァに合っている
2度目のチャンスが巡ってきた角田裕毅(レーシングブルズ)は、今週末に向けて「楽しむ」という言葉を一度も使わなかった。
オランダGPでスムーズな順応と好走を見せたからこそのチャンスだ。
角田裕毅は再び訪れたチャンスをモノにすることができるか photo by BOOZYこの記事に関連する写真を見る 2日前に知らされて、たった1日だけの準備で臨んだ前回とは違う。今回はイザック・アジャの回復が間に合わない可能性があるとわかったうえで、万一に備えてファクトリーでイタリアGPに向けたシミュレーター作業を行なっていた。その最中に出走決定を知らされた。
「いつものレース週末と同じようにすごく落ち着いています。1週間前のオランダGPの時はすべてが急でしたけど、今回はイザック(・アジャ)のケガのこともわかっていたので、また乗る可能性があることもわかっていました。あの時よりは準備ができていると言えます。
この1週間は、2026年に入ってから一番ヘルシーに過ごした1週間だったかもしれません。それくらい、すごく準備万端という気分です。過去のどのレースよりも、今が最も準備ができていると感じていますね」
オランダGPに代役出走が決まった角田は、とにかくF1を楽しむということを念頭に置き、ルーキーのような気分で臨んだ。限られた時間のなかで最大限に2026年規定のマシンを学ぶために、1周1周を無駄にしないように意識したそのアプローチが好結果につながった。
「レース後のデブリーフィングで『OK、楽しんだよ。これでシートを返すよ』と言ったら、アラン(・パーメイン代表)が『いやいや、来週また乗ってもらうことになるかもしれないから、準備しておいてくれよ』って言って。なので、前回のレースで彼らからの信頼がさらに深まったんだと感じました。
もし週末の出来が悪ければ、どんな結果になっていてもおかしくなかったわけで、今週だって呼ばれていなかった可能性もありますからね。そういう意味でも、今週またチャンスをもらえたというのは、とてもポジティブなことだと思います」
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著者プロフィール
米家峰起 (よねや・みねおき)
F1解説者。 1981年1月31日生まれ、兵庫県出身。F1雑誌の編集者からフリーランスとなり2009年にF1全戦取材を開始、F1取材歴14年。各種媒体に執筆、フジテレビNEXTやYouTube『F1LIFE channel』での解説を務める。


