【F1】ハース小松礼雄代表を「旧知の仲」白幡勝広が直撃 「大きなレギュレーション変更にも立ち向かえる」
F1ハース代表・小松礼雄インタビュー
with白幡勝広(元ウイリアムズ・メカニック)前編
2016年にエンジニアとしてハースに加入した小松礼雄が、シーズン開幕を前にチーム代表に就任したのが2024年。70年を超えるF1の歴史において、日本資本ではないF1チームの代表を日本人が務めるは初の出来事だった。
当初は驚きの人事に注目が集まったが、いざシーズンを終えてみれば采配初年度は前年のコンストラクターズ最下位から7位へ大きくジャンプアップ。2年目の2025シーズンもコンスタントにポイントを積み重ねて8位に食い込んだ。
チーム代表として3年目のシーズンを迎える2026年。小松代表の今の心境を聞き出すべく、2006年から2022年までウイリアムズのメカニックとして活躍した白幡勝広氏がバーレーンで直撃した。
昨年8月の富士スピードウェイで行なわれたTPC(旧型車テスト)にもヘルプ要員として参加するなど、小松代表とは「旧知の仲」である白幡氏。そんなふたりだからこそのリラックスした雰囲気で、新時代を迎える2026年のF1とハースの現状を小松代表が語ってくれた。
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大いに盛り上がった白幡勝広(左)と小松礼雄(右)の対談 photo by F1LIFEこの記事に関連する写真を見る── チーム代表として3年目のシーズンを迎えます。これまでと何か違ったところはありますか?
「カッツさん(白幡勝広氏)に褒めてもらえるようにがんばります(笑)」
── 僕は小松くんに会った時から、ずっと褒めてますよ(笑)。
「お世辞じゃなく、本気で褒めてもらえるようにならないと(笑)。チーム代表になって1年目の2024年に解決しなきゃいけなかった問題は、『ウチはシーズン中の開発がダメで、速いクルマを作れない』ということでした。でも、僕はこのメンバーだったら絶対にできると思っていたので、1年目はそこに集中しました。
そして2年目、シルバーストン(第12戦/2025年7月)のアップデートで『できる』ということが証明でき、最終的に5番目の速さを持ったマシンでシーズンを終えることができました。過去2年間の結果で、チームのみんなに自信を持ってもらえたと思います。
じゃあ、次は何が必要か──。といえば、彼らにもっといい環境を与えること。それは人材だったり、ハードウェアであったり、ソフトウェアであったりさまざまですけど、そうすればチーム一丸となれば今年の大きなレギュレーション変更にも立ち向かえるだろうと思っていました」
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著者プロフィール
米家峰起 (よねや・みねおき)
F1解説者。 1981年1月31日生まれ、兵庫県出身。F1雑誌の編集者からフリーランスとなり2009年にF1全戦取材を開始、F1取材歴14年。各種媒体に執筆、フジテレビNEXTやYouTube『F1LIFE channel』での解説を務める。









