【F1】ハース小松礼雄代表が語ったトップ4を食う方法「0.05秒をひねり出すよりも、チャンスは『基本』にある」 (2ページ目)
【トップ4チームははるか彼方】
── 昨年は現場のチームスタッフを大きく入れ換えて、ある意味で痛みを伴う改革を行ないました。現場オペレーションのレベルアップを目指してきたわけだけど、今年の開幕前テストでのオペレーションは100点満点に近づいてきている?
「完璧かと言われれば、完璧ではないと思います。でも、及第点をあげてもいいとは思います。今年はテストプログラムもしっかりと実行できているし、午前10時のセッション開始と同時に走り始めて、ランチブレイクの間にドライバーチェンジの作業も完了して、1時間以上ガレージで時間を無駄にするようなこともなくなりました。
トラックサイドでのオペレーションは、確実に進歩しています。正確さや性能の高さは、まだまだ改善の余地があると思っていますけどね。でも、今年はパワーユニットもまったく新しいので、ラップを重ねるごとに学ぶことがある状態で、これだけマイレージを重ねられているのはいいことです。
走れなくて、そうやって土台となる部分をしっかりとカバーしないと、何も勉強できないんです。だから、とにかくこういう新しいレギュレーションの時は、まず走ることが第一。走らないことにはトラブルもわからないし、性能を追究することもできないわけです。そういう意味では、ウチは一歩一歩、ちゃんとやれていると思います」
── ここまでのテストを見て、ハースはどのあたりのポジションにいると見ていますか?
「普段のシーズンですらエンジンモードや燃料搭載量の違いがあってわかりにくいのに、今年はオーバーウェイト(重量過多)で走っている人もいれば、パワーユニットが全然駄目な人たちもいます。マシンを理解・熟成していくプロセスのなかで、それぞれがまったく違うフェーズにいるので、勢力図は見えにくいし、正確なことは言えません。
それでもわかっているのは、トップ4チームははるか彼方にいる、ということです。その後ろにけっこう大きなギャップがあって、ウチだとかアルピーヌ、アウディ、レーシングブルズがいる状態。少なくともその(中団グループ上位の)集団のなかにはいると思います。
ギャップが拡大することは予想していましたけど、トップ4チームが僅差なのと、中団グループもすごくタイトな争いになっているのは、すごいことだなと感心しています。2014年の新規定の時は、もっとタイム差が大きかったですからね。ウチらにとってはものすごくタフな状況ですけど、F1全体にとってはすごくいいことだと思います」
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