【F1】角田裕毅がモナコGP予選12位に「フェアじゃない」と言ったのはどういう意味だったのか? (2ページ目)
【モナコはひと筋縄ではいかない】
予選でほぼ、すべてが決まってしまうことはわかっていた。それだけになおさらだが、苛立ちの理由はそれだけではなかった。
金曜からの走行で、今回はマックス・フェルスタッペンとかなり近いところまでいけるという手応えがあったからだ。
「ペース自体は割とよかったですし(フェルスタッペン対比で)今までで一番よかったと思います。FP1からFP3まではコンスタントに、マックスと近いところで走れる速さはありました。その点はポジティブな収穫だったと思います。
ただ、それを生かしきれなかったのが残念です。モナコはひと筋縄ではいかないとわかっていたとはいえ、かなりとっ散らかってしまって......ああいう結果になってしまいました。
本当にQ2の意味があるのは最後の1周だけ。そこに関して、僕自身はもう少しうまくやれたところもあったと思います。だけど最後に、路面コンディションが最もよかった時に最適な状態のタイヤで走れなかったりだとか、すべてがうまくまとめられませんでした」
著者プロフィール
米家峰起 (よねや・みねおき)
F1解説者。 1981年1月31日生まれ、兵庫県出身。F1雑誌の編集者からフリーランスとなり2009年にF1全戦取材を開始、F1取材歴14年。各種媒体に執筆、フジテレビNEXTやYouTube『F1LIFE channel』での解説を務める。
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