2024年のF1はJAPANに注目「角田裕毅の次は岩佐歩夢or平川亮or宮田莉朋?」「ホンダに新たな動き?」 (5ページ目)
2021年の撤退の仕方がうんぬん......というのは、どうでもいいです。私はメンツや建前なんかよりも「実利」のほうが大切だと思います。2026年にホンダがF1にいたほうがいいか、いなくてもいいか──その答えは明確だからです。
アストンマーティンとタッグを組んだというのも、うれしい点です。すでに王座を獲っているチームではなく、これから頂点を目指そうというチームであり、勝つための投資もいとわない。ホンダに対しても、金銭目的ではなく純粋にパフォーマンスのためにタッグをオファーしてくれた相手です。
勝つことが最優先事項のレーシングチームという意味では、F1参戦当初のレッドブル・レーシングを彷彿とさせるチームです。彼らが数年かけてトップに駆け上がっていったのと同じように、これからトップを目指して加速していくアストンマーティンとともに、お互いにリスペクトを持ってホンダがF1に挑戦していけることにワクワクします。
著者プロフィール
米家峰起 (よねや・みねおき)
F1解説者。 1981年1月31日生まれ、兵庫県出身。F1雑誌の編集者からフリーランスとなり2009年にF1全戦取材を開始、F1取材歴14年。各種媒体に執筆、フジテレビNEXTやYouTube『F1LIFE channel』での解説を務める。
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