2024年のF1はJAPANに注目「角田裕毅の次は岩佐歩夢or平川亮or宮田莉朋?」「ホンダに新たな動き?」 (4ページ目)
一方、WEC(世界耐久選手権)王者の平川亮がマクラーレンのリザーブドライバーに就任するというニュースも飛び込み、これはファンを驚かせるだけでなく、日本で活躍するドライバーたちにも大きなインパクトを与えました。ホンダではなくトヨタでもF1という世界に飛び込めるという事実が、日本のモータースポーツ界全体にいい刺激を与え、活性化していくはずです。
すでに2021年型マシンでテストドライブをこなしており、正式にリザーブドライバーに就任する2024年はさらなるテストやシミュレーター作業、現地帯同などプログラムも増えていくはず。そこで実力を示せば、F1への可能性はいくらでも広がります。空きシートや年齢など「やれない理由」を探すよりも、平川の飛躍を応援して、それが日本に与える影響を期待するほうがよほどワクワクします。
そしてトヨタからは、さらに国内トップカテゴリー両制覇(スーパーフォーミュラ&スーパーGT)の宮田莉朋がFIA F2に参戦することが決まりました。こちらもF2で結果を示せばトヨタという枠を越えて世界に飛躍できるという意味で、非常に大きな期待がかかります。
トヨタとかホンダとかいったメーカーの枠を飛び越え、無限の可能性が目の前に見えるという意味で、彼らの挑戦は非常に魅力的に映ります。
【10】2026年にF1復帰。ホンダが再び帰ってくる!
2022年に製造者登録をして以来、裏舞台で着々と準備を進めてきたホンダが4月に2026年のF1復帰、それもアストンマーティンとタッグを組んでの参戦を発表しました。
もちろん今も、ホンダはHRCとしてレッドブルパワートレインズにパワーユニットを供給・レースオペレーションも担当しています。よって実質的には、2021年までとほぼ違いはありません。
ですから、個人的にはこれは「復帰」ではなく「2026年以降も参戦継続」の発表だと受け止めました。ただ、いずれにしても2026年からの新規定の下で正式に『ホンダ』としてF1に参戦してくれるのは、とてもうれしいことです。
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