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2024年のF1はJAPANに注目「角田裕毅の次は岩佐歩夢or平川亮or宮田莉朋?」「ホンダに新たな動き?」 (3ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

【8】F1人気が世界で沸騰。取材費がブーム前の3〜5倍!

 動画配信サービス『Netflix』をきっかけとしたF1人気の沸騰ぶりはとにかくすごく、その勢いは2023年も世界各地で続くどころか、さらに盛り上がりを見せていました。

 盛り上がるのはとてもよいことなのですが、レース週末に現地に赴く我々としては、ホテル代や飛行機代の高騰に頭を悩ませています。感覚的には、ブーム前の3〜5倍。人気のグランプリでは普通のホテルでさえ「1週末で20万円」なんていうところもありますし、そもそもすべて満室で宿泊施設すらないというところさえあります。

 加えて目下の円安! これでさらに2割ほど高騰です(日本人以外にとっては変わっていないのですが)。そしてアメリカなどインフレが進んでいる国では、そもそもの物価が高くなっていたりもします。

 コロナ禍が急速に落ち着いて航空便が増え、飛行機代が落ち着いてきたのはいいことですが、日系航空会社をはじめレガシーキャリアはまだまだコロナ禍の高価な航空運賃のまま。とても利用できないような金額だったりもします。

 というわけで、2023年のF1現地取材はダブルパンチ、いやトリプルパンチで費用が高騰していて大変でした......。

【9】岩佐歩夢、平川亮、宮田莉朋...日本人が次々と世界へ!

 現在F1に参戦している日本人ドライバーは角田裕毅(アルファタウリ)のみですが、FIA F2に参戦した岩佐歩夢はランキング4位に入ってスーパーライセンス取得要件を満たし、アブダビGP後のテストで自身初のF1マシンドライブを経験しました。

 その働きぶりもあり、岩佐はレッドブルジュニアチームのドライバーとしてイギリス・ミルトンキーンズに残り、2024年はF1関連の業務もこなしながらリアム・ローソンと同じようにスーパーフォーミュラに参戦しながらF1昇格のチャンスを狙います。

 F2での2年間はチーム力の面で苦労したものの、随所で光る走りを見せたり、チームの技術力を押し上げることに貢献したりと、非常に今のF1に向いているドライバーだと思います。ぜひとも彼がF1で戦う姿を見たい、と思わせてくれるドライバーのひとりです。

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