「こんなクソみたいなことにはうんざりだ」。オーダー無視批判にフェルスタッペンが怒りの反論 (2ページ目)
ペレス2位獲得は最優先事項
「レース後には話し合ってすべて解決したよ。今になって言えば、もっと早くその話し合いをしておくべきだったけど、僕はこれまでチームメイトに敵対したことはないし、常にチームを最優先にしてきた。僕らはもう少しオープンにお互いもっとコミュニケーションを取るべきだということをこの件から学んだんだ」
ことの経緯を知らない一部のメディアやファンの行きすぎた批判の声に、フェルスタッペンは苦言を呈した。
「世間ではひどい書かれようで、僕が悪者に見えたと思うけど、彼らは全体像も知らないし、正直言ってかなり馬鹿げた記事ばかりで読んでいて不愉快だった。チームのなかで僕がどんなふうに仕事をし、どんなふうに受け入れられているかも知らないのにね。
詳細は僕とチームの間にだけとどめて多くを語るつもりはないし、メディアは本当のストーリーを知らない。だから、この件についてのストーリーを書くべきじゃない。いつもすぐにネガティブなことばかりフォーカスされて、こんなクソみたいなことにはうんざりだ。結局のところ、僕は何も間違ったことはしていないし、世間が勝手に誤解しているだけなのにね」
だが、フェルスタッペンがチームオーダーに反対の立場であろうとなんだろうと、ドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルを決めたメキシコシティGP以降、レッドブルはチーム一丸となってペレスのドライバーズランキング2位獲得を最優先事項としてレースを戦っている。
ダブルタイトルとドライバーの1位・2位。これはレッドブルがチーム創設以来、一度も成し遂げることができなかった偉業であり、チーム史上最高の成功を収めたシーズンとして2022年を歴史に刻むべく、至上命題として狙っているリザルトだ。
つまりペレスのランキング2位獲得は、ペレスの利益というよりもチームの利益だ。そのチームの利益のために、チームが一丸となって戦っている。
少なくとも、レッドブルはそう考えていた。
2 / 4