2022.05.07

角田裕毅にF1初開催マイアミはチャンス。ベテランたちとの経験の差は縮まるか

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • photo by BOOZY

 F1初開催となる第5戦マイアミGPは、アメリカの壮大なスケール感と、F1人気の沸騰ぶりを如実に物語るレースになるだろう。

 NFLのマイアミ・ドルフィンズが本拠地としているハードロック・スタジアムを取り囲むように、その広大な敷地をサーキットへと様変わりさせた。コースサイドにはビーチやマリーナ、ステージや観戦スイートが建ち並び、ひとり1万ドル(約130万円)を超えるチケットも驚くほどの勢いで売り切れたという。

 F1ドライバーたちは時差調整だけでなく、F1グループやチームのプロモーション活動も含めて早々に現地入り。様々なイベントに出演し、アメリカのF1ファンの声援に応えてきた。

多くのメディアから取材を受ける角田裕毅多くのメディアから取材を受ける角田裕毅 この記事に関連する写真を見る  角田裕毅(アルファタウリ)はレース前週の金曜日にニューヨークを訪れ、ボクシングの試合を観戦したりショッピングをしたりと、アメリカの雰囲気を楽しんでからマイアミにやって来たという。

「トラックウォークもしましたが、すごくユニークなサーキットだと感じました。雰囲気も独特で、ターン12イン側のフェイクのアリーナやビーチなど、マイアミの雰囲気に合っていて、とてもいい仕事をしていると思います。

 マイアミは思っていたより暑くて、湿度が高いですね。レースではなくて、オフで訪れたい街です。実際ここに来てからの2日間、フィルミング(宣伝用撮影)だったり、イベントでマイアミをフルに楽しめていませんから。でも、食べ物がここまで美味しいとはまったく思っていませんでした」

 戦いの舞台となるマイアミ・インターナショナル・オートドロームは、全長5.412kmのなかに極端に長いストレート区間が2本ある。

 セクター1にはターン4〜5という250km/hオーバーの高速コーナーがあるが、セクター2には道幅が狭くツイスティな低速コーナーが連続するセクションもある。つまり、最高速なのか、低速コーナーなのか、高速コーナーなのか、セットアップの落とし所が難しいサーキットということになりそうだ。