2019.09.04

アルボンの快走は予想以上!
レッドブル・ホンダの5位は次につながる

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • 桜井淳雄●撮影 photo by Sakurai Atsuo(BOOZY.CO)

 F1第13戦・ベルギーGPのホンダは、最高位がアレクサンダー・アルボン(レッドブル)の5位。待望のスペック4を投入したことを考えれば、期待外れな結果だったと言わざるを得ない。スペック3のまま戦ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とピエール・ガスリー(トロロッソ)も、予選・決勝ともに思うような結果を残すことはできなかった。

レッドブル移籍直後のレースで5位入賞を果たしたアルボン「今日の僕らにとっては、最高のシナリオでも5位、最悪のシナリオでも5位だった」

 そう語るフェルスタッペンは、パワーユニットの出力を抑えて走ることを余儀なくされたことが結果に影響した、と指摘した。

「今週末はずっと通常のパワーモードを使えなくて、エアロ(空気抵抗)とパワーのバランスを見つけ出すのが難しかった。だから予選でも、かなりコンサバティブに走らざるを得なかったし、通常のモードに比べてもパワーの低下を余儀なくされていたから、それだけでコンマ数秒は失っていた。

 ポジティブだったのは、それでもメルセデスAMGとのギャップが小さかったということ。ただ、今週末のフェラーリは完全に別の次元だからね」

 ホンダの田辺豊治テクニカルディレクターによれば、順位が変わるほどのパワー抑制ではなかったと言う。ただ、フェラーリとメルセデスAMGに敵わないのが明らかだったからこそ、最初から5位狙いでパワーをセーブし、パワーユニットにかかる負荷を抑えた。

「予選は(パワーユニットの使い方が)ちょっとコンサバだったところもありますが、それでポジションを失うレベルだったかというと、そういうレベルの(パワーの抑え方)ではありませんでした」

 そして予選・決勝では2台ともにスペック2に載せ換えて走った。これは、今シーズン残り8戦のことを考えてだ。

「どちらのドライバーも、決勝ではスペック4は使わなかった。2台ともスペック2を使ったんだ。アルボンも金曜日にスペック4を使い、ペナルティを消化しただけだ」(クリスチャン・ホーナー代表)