ホンダVSシボレー。インディ、今年のマニュファクチャラー王者は? (4ページ目)

  • 天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano 松本浩明●写真 photo by Hiroaki Matsumoto

 2018年シーズンの残り4レースは、まずは2.5マイル三角形オーバルのポコノ。続くゲートウェイは全長1.2マイルのオーバル。そして最終2戦はポートランドとソノマという常設ロードコースだ。

 ポコノではインディ500同様、トップパワーが若干高いシボレーエンジンが有利と見られている。しかし、三角形のポコノは最終コーナーがタイトで、ホンダエンジンの特徴である広いパワーバンドがアドバンテージになる可能性も考えられる。

 ショートオーバル、ロードコースでの勝負は、シーズン終盤戦に入ってからは両者ほぼ互角。勝敗を決するポイントは各チームのマシンのセッティング能力とドライバーのスキル、そしてチームの作戦力やピットストップのスピードと確実性だ。

 一方、ドライバー部門のチャンピオン候補の筆頭は、2番手に46点差をつけてトップに立つディクソン。ポイント2番手はロッシ、3番手はシボレーユーザーで昨年度チャンピオンのジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)と続く。最後はこの3人による争いになると見ていいのではないだろうか。

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