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こっちのホンダ勢はいける!
インディ開幕戦でいきなり優勝、琢磨は5位 (3ページ目)

  • 天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano 松本浩明●写真 photo by Hiroaki Matsumoto

 優勝したデイル・コイン・レーシングはシリーズでも最も規模の小さい部類に入るチーム。実力伯仲のインディカー・シリーズでは。小さなチームでも優勝できることが証明されたが、やはり多くのレースでイニシアチブを握るのはチーム・ペンスキー、チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ、アンドレッティ・オートスポートという4台体制を敷く3つの強豪だろう。

 ガナッシはホンダへのマシン・スイッチでも大きな苦労をしていないどころか、いきなりホンダ勢トップの実力を発揮。シリーズトップを争う高い実力を秘めていることを証明した。一方、チーム・ペンスキーは、シボレーが唯一大きな期待をかけられるチームで、かかるプレッシャーは大きい。シボレーにはユーザーが3チームしかいないからだ。オーバルコースでならエド・カーペンター・レーシングも高い実力を発揮するだろうが、残るAJ・フォイト・レーシングともども、上位にコンスタントに食い込むことは難しいだろう。

 注目のアンドレッティ・オートスポートは、ホンダ勢優勢という状況下でも、あまりいいスタートを切ったとはいえない。それでも予選のファイナルステージに佐藤琢磨が入り、決勝ではライアン・ハンター-レイが4位、琢磨が5位と、トップ5に2人を送り込んでプライドを保った。

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