こっちのホンダ勢はいける!
インディ開幕戦でいきなり優勝、琢磨は5位
2017年インディカー・シリーズがセントピーターズバーグのストリートコースで開幕した。
フロリダらしい青い空、時間とともに変わる気温20~30度という絶好のコンディションのもと、1.8マイルのコースを110周するレースが行なわれ、今年からデイル・コイン・レーシング/ホンダに移籍したセバスチャン・ブルデーが優勝を飾った。しかも、この勝利は最後尾21番グリッドから達成されたもの。最後方からの優勝は史上初めてではないが、インディカーの100年以上の歴史でもわずかに3回目という珍しさだ。
セントピーターズバーグでの開幕戦で予選、決勝ともに5位に入った佐藤琢磨 開幕戦のカギは2回目のフルコース・コーションにあった。25周目に出されたイエローより前に最初のピットストップを行なっていたチームが有利になり、そのイエローで初ピットを行なったチームは後方からの追い上げを余儀なくされた。マシンの仕上がりがよかったブルデーはこのイエローで2番手に浮上し、シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)をパスして優勝した。パジェノーは2位。3位には、2回目のイエローで最初のピットストップを行なった中では最上位となるスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)が入った。
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