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こっちのホンダ勢はいける!
インディ開幕戦でいきなり優勝、琢磨は5位 (2ページ目)

  • 天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano 松本浩明●写真 photo by Hiroaki Matsumoto

 今シーズンのフル・エントリーは21台。昨年は22台でホンダとシボレーで11台ずつのイーブンだったが、今年はチップ・ガナッシ・レーシング・チームズが移ったことでホンダが13台に増加。シボレーはKVSHレーシングのシリーズ撤退もあって、AJ・フォイト・レーシングがホンダから移籍してきたものの8台へと減少している。

 昨年のストリートレース5戦は、シボレーが全戦ポールポジション&全勝。ホンダのストリートでの優勝は2015年6月のデトロイト/レース1以来となる。ブルデーが最後尾グリッドから勝ったのには、作戦の巧拙、レース展開の運不運ももちろん大きく影響していたが、それを差し引いてもホンダユーザーの対シボレーでのパフォーマンス向上は明らかだった。

 予選でポールポジションを獲得したのはウィル・パワー(チーム・ペンスキー/シボレー)だったものの、予選のファイナルステージはホンダ4人対シボレー2人とホンダが優勢。レース結果を見ても、ホンダはトップ3に2人、トップ5に4人、トップ10に7人と優位を示した。

 昨年のホンダ陣営は高速オーバルで2勝を挙げただけだったが、今年はストリートでシボレー軍団と互角以上の戦いができると見ていいのかもしれない。次の第2戦もロングビーチというストリートイベント。ここでの両陣営の戦いぶりで、勢力図はより明確になる。

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