決勝でも予選モード。ダブル入賞を生んだホンダ「攻めの秘策」 (5ページ目)
今季初のダブル入賞を果たしたマクラーレン・ホンダ「ふたりともベテランドライバーなので、レース展開に影響が出ないように上手にやってくれたと思います。ただ、燃費セーブが必要なければ、上位からあそこまで離されることもなかったと思いますから、そこは課題ですね。逆に言えば、クルマ自体のパフォーマンスとして、あそこまでの差があったとは思っていません」(長谷川総責任者)
攻めの姿勢に転じたこと、そして、それを見事に成功させたこと――。レース後の長谷川総責任者を始めとしたホンダの面々は、いつもとは比べものにならないほど晴れやかな表情をしていた。
「我々としてはやり切ったという感がありますし、非常にいいレースでした」
今季初のダブル入賞を果たしたロシアGPは、マクラーレン・ホンダにとってその結果以上に大きな「意味のあるレース」となったのだ。
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