マクラーレン・ホンダを叩く、
第2集団最大のライバルはここだ (4ページ目)
優れたフォルムで車体の評価はピカイチのレッドブル ウイリアムズのマシンは昨年型とほとんど変化がないように見えるが、設計思想は大きく進化している。車体を大きく前傾させ、車体全体をウイングのように使う「レッドブル的な空力哲学」を採り入れていることがわかる。
さらに車体底面へ多量の空気流を取り込むため、一段と短いショートノーズを開発中で、義務づけられているクラッシュテストを通過できれば、第2戦・バーレーンGPにも投入する予定だという。
「チームとしては、このニューマシンで想定していた目標数値は達成している。それで上位に挑むのに十分かどうか、最初の4戦で明らかになるだろう」(ウイリアムズ・チーフテクニカルオフィサー:パット・シモンズ)
一方、気になるのはレッドブルだ。
車体だけを見れば「チャンピオン級」だと言われ続けているが、ルノーのパワーユニットの非力さゆえに、昨年は未勝利に終わった。今季も引き続きルノー製パワーユニットを搭載するため、「前半戦での上位進出は難しいだろう」という。ルノー製パワーユニットの「2016年・本仕様」へのアップデートが噂される第5戦・スペインGP、もしくは第7戦・カナダGPあたりからの浮上を期しているようだ。
バルセロナでのレースシミュレーションを見ても、2日目のダニエル・リカルド、3日目のダニール・クビアトともに、フェラーリと比べても1秒ほどの差がある。一発のアタックに関しても、目立ったタイムは記録できていない。パワーユニットの決定が昨年12月までずれ込み、テスト開始の数日前になんとかクラッシュテスト通過を果たしたという厳しい開発スケジュールを強いられた『RB12』だけに、多くを期待することは難しいかもしれない。
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