2016.03.17

佐藤琢磨、インディ開幕戦6位に手応え。ファステストラップは2番手

  • 天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano  松本浩明●写真 photo by Hiroaki Matsumoto

 2016年のインディカーシリーズがフロリダ州セントピータースバーグで開幕した。アメリカのトップ・フォーミュラ参戦7シーズン目を迎える佐藤琢磨にとって、セントピータースバーグは得意の市街地コースだ。

今季開幕戦は予選11位、決勝6位という結果だった佐藤琢磨 デビュー2シーズン目に、11番手スタートからこのコースでのキャリアベストとなる5位フィニッシュを記録。2013年(日本人初勝利を飾った年)には予選で2位に食い込み、決勝で8位となった。そして、2014年にはポールポジションをゲットし、決勝7位。去年も予選5位という好成績を残している(決勝は13位だったが......)。

 もともとF1出身の琢磨だが、アメリカではストリートコースとオーバルでの活躍が目覚ましい。彼の強みのひとつは、F1までステップアップしていく中で培ったマシンに対する深い理解と高いエンジニアリング能力にある。コースの特徴やコンディションを感じ取り、マシンを短時間でハイレベルなセッティングに仕上げてみせる。そして、レースでは琢磨が持つ最大の強み、ポジション争いをエンジョイし、オーバーテイクを実現するファイターぶりがフルに発揮される。

 今年の開幕戦での琢磨は予選11位、決勝6位という結果だった。手放しで喜べる結果ではないが、新シーズンのスタートとしては上々と評価してよいだろう。