検索

【競馬予想】日本ダービーの本命・ロブチェンの信頼度を血統で分析 

  • 平出貴昭●文 text by Takaaki Hiraide

【本命ロブチェンの血統はダービー向きなのか】

 5月31日(日)、東京競馬場で3歳馬によるGⅠ日本ダービー(芝2400m)が行なわれる。

"競馬の祭典"と称されるこのレース。今年は、GⅠホープフルSとGⅠ皐月賞(ともに中山・芝2000m)を勝ったロブチェンが中心的存在となる。以下、皐月賞2着のリアライズシリウス、GⅡ青葉賞(東京・芝2400m)を勝ったゴーイントゥスカイ、GⅡ京都新聞杯(京都・芝2200m)を勝ったコンジェスタスなどが続く様相だ。

皐月賞を制したロブチェン photo by Sankei Visual皐月賞を制したロブチェン photo by Sankei Visualこの記事に関連する写真を見る

 それでは、このレースを血統的視点から分析していこう。今回、筆者が血統面から推したいのはロブチェン(牡3歳、栗東・杉山晴紀厩舎)だ。

 同馬は前述のように、クラシック1冠目の皐月賞を含むGⅠ2勝。唯一のGⅠ馬であり、多くの人が中心に見ている存在だが、血統もダービー向きだ。

 父ワールドプレミアはGⅠ菊花賞(京都・芝3000m)、GⅠ天皇賞・春(阪神・芝3200m)を勝ったステイヤー。近年、現役時代に長距離GⅠしか勝っていない種牡馬は人気が集まらないことが多いが、ワールドプレミアも例に漏れず、ロブチェンがいる初年度産駒は血統登録馬がわずか25頭。種付料も50万円という比較的リーズナブルな価格帯だった。

 しかし、ワールドプレミアの父ディープインパクトは、言わずと知れたクラシック3冠馬。種牡馬としても2012年ディープブリランテ、2013年キズナ、2016年マカヒキ、2018年ワグネリアン、2019年ロジャーバローズ、2020年コントレイル、2021年シャフリヤールと、7頭の日本ダービー馬を輩出している。これはトウルヌソル、サンデーサイレンスの6頭を上回る史上最多の数字だ。

 母系の血を見ると、祖母エンバーズソングが加古牝馬チャンピオンという血統。母の父ジャイアンツコーズウェイはエクリプスS(サンダウン・芝1990m)など、欧州で芝1400~約2100mのGⅠを6勝した名馬だ。注目すべきは、ジャイアンツコーズウェイの父がストームキャットであるという点で、これは日本ダービー馬キズナの母の父でもある。

1 / 2

  • Googleで優先するソースとして追加

Googleの「優先ソース」について

著者プロフィール

  • 平出 貴昭

    平出 貴昭 (ひらいで・たかあき)

    主に血統分野を得意とする競馬ライター、編集者。(株)サラブレッド血統センター在籍。著書に『覚えておきたい日本の牝系100』『一から始める! サラブレッド血統入門』など。「週刊競馬ブック」で『血統見聞録』を連載するほか、「競馬四季報」などの編集業務にも携わる。そのほか、『優駿』などにも寄稿。twitterアカウント:@tpchiraide

フォトギャラリーを見る

キーワード

このページのトップに戻る