【競馬予想】混戦極める3歳牡馬戦線 識者が選定した皐月賞と日本ダービーの勝ち馬
2026年3歳牡馬クラシック
皐月賞、日本ダービーを制す馬は?(後編)
葉牡丹賞を2歳コースレコードで勝つなどして高い評価を得ているサノノグレーター photo by Sankei Visualこの記事に関連する写真を見る
大混戦となっている今年の3歳牡馬戦線。注目のクラシック、GI皐月賞(4月19日/中山・芝2000m)、GI日本ダービー(5月31日/東京・芝2400m)を勝つのは、どの馬なのか。年明け早々、大胆にも5人の識者がその行方を予想してくれた――。
小田哲也記者(スポーツニッポン)
◆皐月賞=サノノグレーター(牡3歳/父グレーターロンドン)
◆ダービー=ノーブルサヴェージ(牡3歳/父リオンディーズ)
サノノグレーターは、皐月賞と同じ舞台の1勝クラス・葉牡丹賞(12月6日/中山・芝2000m)を1分58秒2という2歳コースレコードで勝利。後続に3馬身差をつける完勝でした。直線では内にモタれる面を見せましたが、初めての右回りで、差し馬向きとは言えない開幕週の馬場で、これだけのパフォーマンスを見せた事実は評価に値します。
父グレーターロンドンは、GI安田記念(東京・芝1600m)で4着と奮闘し、GⅢ中京記念(中京・芝1600m)で初の重賞勝ちを果たすなどマイル色が濃かったのですが、産駒からは2024年のGI菊花賞(京都・芝3000m)へ駒を進めたピースワンデュックなど、2000m以上の距離で勝ち星を挙げている馬が何頭もいます。
祖母のピエナビーナスは、GⅢクイーンS(札幌・芝1800m)の勝ち馬。母系から混戦に強い血が流れているのも強調ポイントです。
メンバー最速の上がり33秒9をマークして快勝した新馬戦(6月22日/東京・芝1600m)で見せた決め手は、間違いなくクラシック向き。左回りのほうがスムーズなので、今後のパフォーマンス次第ではダービーでも楽しみな存在になるかもしれません。
ですが、ダービーで期待したいのは、ノーブルサヴェージです。明け3歳の牡馬勢はダービーに直結しやすいGⅡ東京スポーツ杯2歳S(11月24日/東京・芝1800m)やGIホープフルS(12月27日/中山・芝2000m)で1番人気が敗れ、例年以上に混戦模様。現在1勝馬でも十分にチャンスがあるのではないか、と思っています。
本馬は昨秋の新馬戦(11月23日/東京・芝2000m)を快勝し、大物の相を見せました。548kgの超大型馬で跳びも雄大すぎるぐらいのフォームですが、ゲートも無難に決めて、上手なレース運びを披露。スパッとキレる感じはない半面、長く持続的に伸びる体力を印象づけました。
父リオンディーズは引退が早かったゆえ、その適性はベールに包まれている面がありますが、産駒からGI天皇賞・春(京都・芝3200m)の優勝馬テーオーロイヤル、GI有馬記念(中山・芝2500m)の勝ち馬ミュージアムマイルが出ていて、産駒の適性範囲が広いのは明らか。
収得賞金400万円ですから、クラシック出走には賞金加算や権利獲りが必須となりますが、新馬戦で見せた走りからは間違いなく東京・芝2400mの適性が高いと見ます。伸びしろもかなり大きく、今後の成長が楽しみです。
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