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【競馬予想】皐月賞、日本ダービーで戴冠を果たすのはどの馬か? 識者5人が新年早々に予想した (3ページ目)

坂本達洋記者(スポーツ報知)

◆皐月賞=リアライズシリウス(牡3歳/父ポエティックフレア)
◆ダービー=チャリングクロス(牡3歳/父キタサンブラック)

 デビュー2連勝でGⅢ新潟2歳S(8月24日/新潟・芝1600m)を勝利。前走の朝日杯FSこそ5着に敗れましたが、リアライズシリウスの秘める能力の高さは一級品だと思います。

 昨春の新馬戦(6月15日/東京・芝1600m)で7馬身差の圧勝劇で衝撃デビューを果たし、続く新潟2歳Sの走りも圧巻でした。8枠9番発走から出遅れて、すぐにリカバーして進出していきましたが、そこでバタバタすることなく、ピタッと2番手で折り合えたところに非凡なセンスをうかがい知ることができました。スパートしてからは後続を寄せつけず、4馬身差の完勝。そこから、さらなる伸びしろも感じさせてくれました。

 新潟2歳Sで戦った骨っぽいメンバーはその後、2着タイセイボーグがGI阪神ジュベナイルフィリーズ(12月14日/阪神・芝1600m)で3着と好走。3着フェスティバルヒルはGⅢファンタジーS(11月1日/京都・芝1400m)を快勝し、4着サンアントワーヌ、6着サノノグレーターも1勝クラスをあっさりと勝ち上がっています。

 その新潟2歳Sから約4カ月の休み明けで臨んだ朝日杯FSでは、馬体重がプラス12kg。もちろん成長分もあったと思いますが、500kgを超える大型馬ゆえ、さすがに仕上げの難しさが出た印象があります。それでも、5着と掲示板を確保して地力の高さを示したことは先につながるはずです。

 朝日杯FSでの敗因については、管理する手塚貴久調教師も「休み明けというのが一番大きいかな。体はできていても、気持ちとか中身が"休み明け"という感じがあったのかも」と分析。次戦はGⅢ共同通信杯(2月15日/東京・芝1800m)の予定ですが、「距離は全然大丈夫。(今度は)もっと頑張ってくれると思います」と、手塚調教師は巻き返しへ意欲を見せていました。

 父ポエティックフレアは現役時に英2000ギニーを制するなど、主に芝のマイルで活躍した実力派でしたが、母父ステイゴールドで、伯父にはGⅡアルゼンチン共和国杯(東京・芝2500m)を勝っているルルーシュがいて、母系の血統から距離が延びてもこなせそうなイメージがあります。センスのいい走りっぷりからも中山・芝2000mは合うと見て、リアライズシリウスを皐月賞候補としました。

 ダービーの候補馬には、あえて昨年末時点で1勝馬のダークホース、チャリングクロスを指名します。同馬は、昨年のダービー馬クロワデュノールの全弟という良血馬。成長力の高さには目を見張るものがあります。

 昨春の新馬戦(6月21日/東京・芝1800m)は9着。スタートがひと息で見せ場さえ作れませんでしたが、2戦目の未勝利戦(10月12日/東京・芝2000m)では見違えるような走りを見せてくれました。中団で流れに乗って、1馬身半差の完勝。直線では馬群の内から抜け出してくる味のある内容でした。

 レース前から管理する奥村武調教師のトーンが上がっているのは承知していましたが、レース後にその奥村師が「見た目どおりというか、体の成長がすべてです。ここまで、体の成長と競馬にいってのパフォーマンスが直結するとは......」と、驚きを隠せないほどの走りを披露。年明け初戦の1勝クラス(1月5日/中山・芝2000m)では3着でしたが、春に向けて楽しみな1頭です。

 昨年末の時点で、奥村師は「半年後に一番よくなっていれば」とコメント。前走後の取材では「コーナー、コーナーで逆手前だったりとか、まだちゃんと体が使えていないので、(これからの)良化度合いは大きいと思います。内容としては悪くなかった」と、変わらず評価は高かったです。今後もダービーを意識してローテーションを組んでいくはずです。血統面は申し分なく、2世代続けての"兄弟ダービー制覇"といったドラマを期待したくなります。

(つづく)◆識者が選定した皐月賞と日本ダービーの勝ち馬>>

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