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【競馬予想】セントライト記念は特殊な距離「2200m」で荒れる傾向 注目すべき血統は? (2ページ目)

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki

【もう1頭は「逃げ」に期待】

 もう1頭はエーオーキング(牡3歳、美浦・久保田貴士厩舎)を推す。同馬の父リアルスティール産駒も2200mが得意で、勝率16.1%、連対率22.6%という成績を残している。さらに中山に限ると、勝率23.5%、連対率29.4%にアップ。レーベンスティールが2023年のセントライト記念、2024年のオールカマーを勝利している。

 エーオーキングも中山・芝2200mでは1戦1勝。その水仙賞では、13頭立て9番人気の人気薄だったが、1000m通過1分02秒9のスローペースに持ち込んでの逃げきりだった。展開に恵まれたのは確かだが、前走のGⅢラジオNIKKEI賞(福島・芝1800m)では13着と大敗しており、ノーマークの楽な逃げを打てる可能性もある。水仙賞と同じような展開になれば再びの大駆けは可能だろう。

 以上、今年のセントライト記念は、レイデオロ産駒ピックデムッシュ、リアルスティール産駒エーオーキングに期待する。

著者プロフィール

  • 平出 貴昭

    平出 貴昭 (ひらいで・たかあき)

    主に血統分野を得意とする競馬ライター、編集者。(株)サラブレッド血統センター在籍。著書に『覚えておきたい日本の牝系100』『一から始める! サラブレッド血統入門』など。「週刊競馬ブック」で『血統見聞録』を連載するほか、「競馬四季報」などの編集業務にも携わる。そのほか、『優駿』などにも寄稿。twitterアカウント:@tpchiraide

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