【競馬予想】ダービーは意外と「荒れる」 高配当の使者は皐月賞組ではなく別路線組にいる!? (3ページ目)
坂本記者が推奨するもう1頭は、エムズ(牡3歳)。こちらも、前走・京都新聞杯組だ。
「京都新聞杯で2着に入ったエムズ。同レースで上位に来た馬のなかで唯一、直線で内を選択。ぎりぎり馬場の荒れていないところを駆けて、しぶとく脚を伸ばしてきました。スタートが安定している馬で、2走前の1勝クラス・大寒桜賞(1着。3月30日/中京・芝2200m)では、好位2番手から突き抜けました。
どちらかというと、キレ味を生かすより、先行力を生かして粘り込むタイプ。今年のダービーで想定される展開には合っていると思います。
何が何でも逃げたい馬がいないなか、おそらくGIホープフルS(3着。12月28日/中山・芝2000m)、GII弥生賞(1着。3月9日/中山・芝2000m)、そして皐月賞(15着)と、3戦連続で果敢なまくりを打っているファウストラーゼン(牡3歳)が、再び道中で動いて途中からペースアップを図ってくるでしょう。
そうなると、ヨーイドンのキレ味勝負ではなく、しぶとさが求められるスタミナ比べになることが予想され、前目で運ぶエムズの粘り込みがあってもおかしくありません」
世代の頂点を決するひのき舞台。今年は、皐月賞組が勝つのか、はたまた別路線組が台頭するのか。注目のゲートインまで、まもなくである。
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