【競馬予想】ダービーは意外と「荒れる」 高配当の使者は皐月賞組ではなく別路線組にいる!? (2ページ目)
京都新聞杯を快勝してダービーに挑むショウヘイ photo by Eiichi Yamane/AFLOこの記事に関連する写真を見る「穴を狙うなら、まずは皐月賞とは別路線から来た面々に目を向けるべき。なかでもショウヘイは、京都新聞杯で最後の"ダービー切符"をつかみ取った勝負強さ、そして距離適性への手応えを評価したいです。
2019年に12番人気で勝利したロジャーバローズも京都新聞杯2着からの臨戦で、2013年のキズナも京都新聞杯を勝って挑んで戴冠を果たしました。京都新聞杯は芝2200mという条件から、2400m戦のダービーにもつながりやすいと考えていいでしょう。
ショウヘイは、およそ3カ月の休み明けで京都新聞杯を勝利。好位2番手を追走し、直線に入って外から抜け出す横綱相撲の競馬を披露。もう一段上のパフォーマンスが期待できそうな余裕を感じさせる走りで、後続に2馬身半差をつける完勝でした。
今回、間隔は中2週と詰まっていますが、ここに出てくるということは、このレベルで戦える状態にあるのでしょうから、ローテーションに関してはあまり気にしなくていいでしょう。第一、前哨戦では余力を残しての勝利でしたし、さらなる上積みが見込めます。
2走前のGIIIきさらぎ賞(2月9日/京都・芝1800m)は4着に終わっていますが、関係者によれば『当時は本調子ではなかった』とのこと。そのため、本来の力を出しきれなかったようです。
しかし、そこから立て直して前走で好結果を出したのは、お見事。現役最多のダービー3勝を誇る友道康夫厩舎の仕上げは、しっかりと本番を見据えたものだと思います。先週のGIオークスでも、同厩舎のカムニャックが勝利。その勢いは無視できませんし、皐月賞組を逆転するならこの馬、と見ています」
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