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【競馬予想】朝日杯FS、ホープフルSの行方は? ハイレベルな「2歳牡馬ランキング」5位~3位 (2ページ目)

  • text by Sportiva

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 5位には、サトノシャイニング(牡2歳/父キズナ)が入った。2戦1勝の同馬だが、前走では東スポ杯2歳Sでクロワデュノールの2着と奮闘。まだ底を見せていない。

吉田氏
「500kg近いキズナ産駒でつなぎは少し短めですが、クッションがあり、長くいい脚を使えます。新馬戦(9月22日/中京・芝2000m)はスローペースを好位で我慢し、直線に入ってシャープな末脚を駆使して完勝しました。

 2戦目の東スポ杯2歳Sでは、スタート後に少しハミをかんでしまってハナを奪う形に。このあたりは今後の課題となりますが、マイペースで運んで直線ではクロワデュノールと叩き合いを演じました。前半の力みが多少影響したのか、最後は力尽きましたが、行き脚のよさを武器に世代上位の力量は示しました。

 まだ精神面やトモ腰に成長の余地を残しており、成長次第ではクロワデュノールにも肉薄できるでしょう。先々が楽しみな1頭です」

 4位には、こちらも2戦無敗のアルテヴェローチェ(牡2歳/父モーリス)がランクイン。同馬は前走、粒ぞろいのメンバーが集ったGIIIサウジアラビアロイヤルC(10月5日/東京・芝1600m)を快勝している。

伊吹氏
「11月24日終了時点の本賞金は4020万円で、JRAに所属する現2歳世代の馬としては、エリキング(5620万円)、クロワデュノール(4520万円)、パンジャタワー(4520万円)、ランフォーヴァウ(4350万円)に次ぐ単独5位。なお、一走あたり賞金は2010万円で、クロワデュノール(2260万円)、パンジャタワー(2260万円)に次ぐ単独3位です。

 やはりデビュー2戦目で重賞を制した点は高く評価するべきでしょう。母のクルミネイトは勝ち上がりを果たせないまま現役生活を終えましたが、母の全姉クルミナルは2015年の桜花賞で2着、オークスで3着と健闘した実績のある馬。血筋も悪くありません。

(出走予定の)朝日杯FSは、実績や距離適性を素直に評価したいレース。JRA、かつ1500m超、かつオープンクラスのレースにおいて1着となった経験がある馬は、2018年以降に19頭いて3着以内11回、3着内率57.9%です。基本的にキャリアの浅い馬が強いレースでもありますから、無理に逆らう必要はありません」

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