大混戦の阪神JF、美女馬券師の本命は新馬戦から目をつけていた名門厩舎の実力馬 (2ページ目)

  • text by Morinaga Maaya

 次走の1勝クラス・サフラン賞(10月1日/中山・芝1600m)は、タイム差なしの2着。そして、前走の1勝クラス・赤松賞(11月19日/東京・芝1600m)では、向正面で狭くなってヨレるシーンがありつつも、最後はメンバー最速タイの上がりを繰り出して、1分33秒8の走破時計で勝利しました。

 今回、一気にメンバーは強くなり、頭数も増えますが、ここ3戦で得た経験が生きてきそう。初の関西輸送も、早めに栗東に入厩しているということで問題なさそうですし、アパパネとアーモンドアイで2度の牝馬三冠を達成している国枝栄厩舎の牝馬ですから、夢は膨らみます。

 実際に赤松賞の勝ち時計は、3週前のGIIIアルテミスS(10月28日/東京・芝1600m)の2着馬よりもコンマ1秒速い時計のものでしたし、初の重賞挑戦でも好勝負してくれると期待しています。

 個人的には今後、もう少し距離が延びてさらに狙いたいと思っている一頭。来年に向けても、どんなレースをしてくれるのか、じっくりと見守りたいです。

 対抗はキャットファイト。「伝説の新馬戦」と言われている6月4日の新馬戦(東京・芝1600m)の出走馬です。

 同レースの1着ボンドガールは次走、GIIIサウジアラビアロイヤルC(10月7日/東京・芝1600m)で牡馬相手に2着。2着チェルヴィニアは次走の未勝利戦を圧勝し、次々走のアルテミスSで1着でした。

 さらに、3着コラソンビートはその後、3連勝でGII京王杯2歳S(11月4日/東京・芝1400m)を制覇。そして、それらと渡り合った6着キャットファイトは、前走の1勝クラス・アスター賞(9月9日/中山・芝1600m)で後続に5馬身差をつけるレコードタイムで完勝!

 今回は初の阪神での競馬となりますが、前走は稍重のなか、中山の急坂を圧巻のスピードで駆け上がってきました。あの脚は阪神でも生かされると思っています。

 今年、オーストラリアのザ・ゴールデンイーグルという高額賞金レースを勝ったのは、オオバンブルマイ。その馬と同じディスクリートキャット産駒です。お母さんはダート血統なので、タフな馬場でもしっかり力を発揮できるのは心強い限り!

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